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憲法施行69周年・市民のつどい 名古屋で2500人

 
 憲法施行69周年を記念する市民のつどい(愛知憲法会議主催)が名古屋市昭和区の市公会堂で開かれ、第2会場までいっぱいの2500人が参加しました。愛知憲法会議が発足した1965年から毎年開かれ、52回目。

 来賓あいさつに立った石原真二愛知県弁護士会会長は安倍政権が強行した安保法制(戦争法)に触れ「日本国憲法は不戦の決意。立憲主義に違反して成立した法律は認められない」と述べました。
 学習院大学の青井未帆教授が「今、何が問われているか~立憲主義、平和主義から考える」と題して記念講演。青井氏は憲法の存在意義、自民党の改憲草案の問題点を指摘し、「政権の暴走のストッパーとして国民一人一人が責任を負おう」と強調しました。
 本秀紀事務局長(名古屋大学教授)は閉会あいさつで「戦争法、原発再稼働など民意を踏みにじる安倍政権に反対する国民運動が広がっている。声を上げ、共同を広げよう」と呼びかけました。

 名古屋空襲の悲惨な体験を話して戦争法廃止の2000万署名に取り組んでいる女性(79)は「隣近所や友人など40人が協力してくれた。国会閉会までに100人以上から集めたい」と語りました。
(5月4日 しんぶん赤旗)