愛知県の日本共産党東三地区委員会は3日、豊橋市内で戦争法廃止のための野党共闘と参院選での党躍進に向け日本共産党演説会を開きました。無党派の若者や市民など幅広い立場の人も参加。市田忠義副委員長、たけだ良介比例予定候補、すやま初美選挙区予定候補の訴えに耳を傾けました。
「豊橋スタンディング」の女性は、戦争法廃止のため「連日、大声で訴えていたら顎(がく)関節症になってしまった」と会場を沸かせながら、戦争阻止のため頑張りたいと語りました。
市田氏が、戦争法廃止の野党共闘が実現したのは、一枚のビラ配布・署名行動・雨の日も寒い日もお互いに頑張りながら行動してきた人たちの後押しがあったからだと会場参加者をねぎらうと「そうだ」と声が飛びました。戦争法強行後、安倍政権が明文改憲で緊急事態条項創設を狙っていることを指摘。内閣の一存で法律と同じ効力を持つ政令を出すことができ、国民の基本的人権も制限できる条項は、文字通り独裁国家・戦争国家の道であり、絶対に許されないと訴えました。
たけだ比例予定候補は、満蒙開拓で最も多くの人を送り出した痛苦の経験がある長野県の出身であると自己紹介し「日本から一人の子どもも戦争に送り出したくない気持ちでいっぱい。比例で共産党を8議席以上に増やすよう力をお貸しください」と決意表明しました。
すやま選挙区予定候補は、大企業と軍事産業の集中する愛知県で共産党が躍進すれば安倍政権の暴走にストップをかける大きな力になるとし、「増えた改選1議席をアベノミクスと戦争法推進勢力には絶対渡しません」と訴えると大きな拍手が沸きました。
(4月4日 しんぶん赤旗)