ニュース

誰の子も殺させない パレードに激励の声・昭和区

 
 「憲法こわすな」「武力で平和は守れない」―。名古屋市昭和区の沿道若者や子育てママの声が響き渡りました。弁護士や平和団体の人たちでつくる集団的自衛権行使に反対する昭和区の会が9日開いた「みんなの力で戦争法(安保法制)を廃止しよう!昭和区民集会」です。

 集会で参加者がリレートーク。高校3年の男子生徒は「危ない安倍さんの政治に黙っていてはいけないと思う。戦争反対の意思表示をしようと同級生を誘って集会に来た」。ママの会@愛知の女性は「『誰の子ども殺し、殺させない』の声をあげようと会を立ち上げた。一歩、一歩と運動が広がってきた。ママの会も参加して市民連合@愛知を結成した。参院選で戦争法廃止を公約とする党を勝たせ戦争法を廃止しよう」と訴えました。
 戦争法廃止の2000万署名を一人で1200人分集めた男性(80)は「今は平和にするか、戦争にするかの岐路に立っている。名古屋空襲を体験した者として憲法9条を踏みにじる安倍内閣の怒りを覚える」と強調しました。
 日本共産党の柴田民雄名古屋市議、民進党の近藤昭一衆院議員が連帯のあいさつを述べ、日本共産党の本村伸子衆院議員がメッセージを寄せました。

 参加者は「戦争するな!憲法壊すな!」の集会アピールを採択。集会後、参加した150人が「戦争法廃止」「安倍内閣退陣」などと書かれたボードを掲げパレード。沿道の市民から「がんばって」「応援しているよ」の激励の声がかけられました。
(4月12日 しんぶん赤旗)