愛知県の革新県政の会は5日、2016度県予算の学習・交流会を名古屋市内で開きました。一般会計2兆5249億円にのぼる予算案は3月25日の県議会で日本共産党以外の賛成多数で可決、成立しました。
開会あいさつで榑松(くれまつ)佐一代表(愛労連議長)は「昨年12月、県へ200項目に及ぶ予算要望を提出した。昨年の知事選での小松民子候補の健闘、日本共産党の12年ぶりの県議回復と相まって私たちの様々な要求が実現した。さらに要求運動を広げよう」と訴えました。
予算の特徴について会代表幹事の林信敏・日本共産党県自治体部長が報告。林氏は「リニア、ジェット、FCV(燃料電池自動車)など大企業応援の予算。医療や介護など県民の暮らしは片隅に追いやれている」と批判しました。
わしの恵子県議は「県民と力を合わせ、県営住宅改修費、介護施設整備費の増額、公契約制度の条例制定、県議選の広報発行などの予算が盛り込まれた」と報告し「国会議員団と連携し県民の暮らしを守るため全力をあげる」と強調しました。
各団体から6人が発言しました。愛高教の鈴村紀代子委員長は「共産党議員の努力で県立高校や特別支援学校が改善される見通しになった。県立高校の耐震改修は今年度で完了する。スクールソーシャルワーカーは4人増える。一方で教育予算は減り続けている。ぜひ増額を」と話しました。
(4月9日 しんぶん赤旗)