愛知県春日井市で27日、「立憲主義の回復と安保法制の廃止を求める春日井ネット」(略称・戦争法廃止春日井ネット)が発足集会を開き、市民220人が参加しました。
同ネットは昨年9月に開いた「ストップ安保法案in春日井集会」の呼びかけ人を中心に2日、立憲主義の回復と安全保障関連法の廃止を求め結成しました。
開会あいさつで事務局長の宮田陸奥男弁護士が結成に至る経過を報告し「戦争法廃止の共同を広げよう」と訴えました。
元裁判官、子育てママや高校生、政党代表らがリレートークをおこない戦争法廃止への思いを語りました。
元裁判官の猪瀬敏雄氏は「安保法制は破たんした法律。違憲の法律は廃止しかない」。3児の母親の瀬川あすかさんは「戦争法、原発再稼働、米軍辺野古新基地建設など安倍首相は人の命を軽んじている。子どもの未来のため黙っていられない」と強調しました。
高校の卒業式を終えたばかりの女子学生(18)は「新しく得た選挙権を無駄にしたくない。私たち若い240万人の新有権者の力で政治を変えたい」と語りました。
政党から、日本共産党の宮地ゆたか春日井市議、社民党春日井支部長が訴え、民主党の元衆院議員、春日井維新の会の市議からメッセージが寄せられました。
リレートークに先立ち、愛敬浩二・名古屋大学大学院教授が「安保法制の今―『日米同盟』は希望の同盟か?」と題して記念講演をおこないました。
フィナーレは参加者全員が「戦争法廃止」のボードを掲げコールしました。
(3月30日 しんぶん赤旗)