愛知県大府市長選が20日告示(27日投票)され、「市民によりそい希望のもてる大府をつくる会」から山口ひろふみ氏(72)=無所属、日本共産党推薦=が立候補しました。前副市長の岡村秀人氏(62)との争いです。
党市議を10期40年務めた山口氏は、前副市長はJR新駅建設を継続するなど現市長と考え方は変わらず、「健康都市」の看板は偽りで福祉を削る市民に冷たい市政だと批判。
大府市は知多半島の市町の中で唯一、保険税滞納世帯の18歳以下の子どもの保険証を交付しておらず、1日も早い改善が必要だと述べ、豊かな財政で本当の「健康都市」にするために、高すぎる国保税を1人1万円引き下げると話しました。
山口氏は、「公立保育園の施設数は40年前から変わっていない。建て替え、増築でその場しのぎの対応が続いている。待機児童解消のため、新設は緊急の課題だ」と強調しました。
長友忠弘・党知多地区委員長が応援演説し、「戦争法(安保法)廃止の声は、市民革命的運動となっており、大府市でもその流れがある。国、県いいなりの市政から、市民によりそう市政へ転換しよう」と訴えました。
山口氏はこのほか、特別養護老人ホームの建設、防災対策の抜本的強化、住宅・店舗リフォーム制度創設などを掲げています。
(3月22日 しんぶん赤旗)