愛知県労働組合総連合(愛労連)・愛知春闘共闘委員会は17日、名古屋市中区で決起集会を開き、労働者300人が参加しました。集会後は大幅賃上げを求め、繁華街をデモ行進しました。
榑松(くれまつ)佐一・愛労連議長は「社会保険料負担増、物価高で労働者の実質賃金が下がり、国民の消費購買力は減退し、安倍首相の経済政策(アベノミクス)の破たんは明らか」と指摘、「労働者の賃金引き上げこそ日本経済の活性化の道。大幅賃上げ、雇用確保、戦争法廃止、消費税増税中止へがんばろう」と訴えました。
長谷川一裕弁護士が「安保法制(戦争法)廃止へ共に運動を広げよう」とあいさつしました。
各団体から「現在までに有額回答を勝ち取った組合はない。何としても賃上げを勝ち取る」(全港湾)、「低賃金、長時間労働など労働環境が悪く退職者が増え介護、医療労働者の不足は深刻。大幅ベースアップで人員確保を」(医労連)、「公務職場では職員削減が加速し、住民サービスの低下が懸念される。民間と共闘し住民サービスを守るためがんばる」(名古屋市職労)と決意を述べました。
自動車関連の下請け企業に勤める男性(47)は「元請けはベアがあるが、下請けのベアはすずめの涙。今年こそ賃上げを勝ち取りたい」と語りました。
(3月19日 しんぶん赤旗)