全国の特別支援学校で校舎の老朽化や生徒増による教室不足が生じている中、馳浩文部科学相が19日、全国4位の大規模校である愛知県立三好特別支援学校(みよし市)を視察しました。日本共産党の本村伸子衆院議員が同行しました。
本村議員は2月25日の衆院予算委員会分科会で同校の老朽化や教室不足を紹介し、馳文科相に改善を求めました。
馳文科相らは、築40年の校舎を見て回り、痛んだ廊下や空調設備のない教室をみて驚いていました。
視察後、馳文科相は「教員が障害児のため
教材を工夫しているのに感心した。現場の声に応えるようにしたい。特に空調設備は、予算措置も取って直ちに改善したい」と環境改善の意向を述べました。
本村議員は「全国の特別支援学校のマンモス化、校舎の老朽化が進んでおり、ぜひとも改善したい。引き続き地方議員と協力して取り組みます」と語りました。
案内した高村葉子校長は「行政が障害者教育に目をむける契機になってよかった。空調設備の改善はありがたいですが、さらに設備の改善に取り組んでほしい」と話しました。
(3月20日 しんぶん赤旗)