愛知県内で戦争法に反対してきた各団体の有志が19日、「安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合@愛知」(市民連合@愛知)を結成し、県庁内で記者会見しました。選挙では、安保法反対、立憲主義回復などを公約に掲げる候補者を支援します。
会見には、シールズ東海、ママの会@愛知、安保関連法に反対する学者の会、立憲デモクラシーの会に所属する有志7人が出席しました。
シールズ東海の海老原陽奈さんは会見で、5野党が選挙協力の協議で合意したことについて「安保法強行から5カ月、野党共闘がなかなか進まずやきもきしていたが、今日が運動のスタート」と安倍政権打倒の決意を述べました。
具体的な方針は、?安保関連法の廃止?立憲主義回復(集団的自衛権行使容認の閣議決定撤回を含む)?自民党改憲草案にもとづく改憲阻止?個人の尊厳を擁護する政治実現―に向けた野党共闘を求めながら、四つの課題実現のために尽力することを公約した候補者を支援します。
どの候補者を支援するかについて問われた愛敬浩二名古屋大学教授は「4人区の愛知は1人区と違う。候補者調整をせず、各候補に4つの課題の態度を問い、それを県民に示していきたい」とのべました。
改選4の参院愛知選挙区は、共産党新人・すやま初美氏、民主2(現・新)、自民現、公明新、社民新、諸派新の7人が立候補表明。維新、減税にも擁立の動きがあります。
(2月20日 しんぶん赤旗)