名古屋市中区の繁華街で19日夜、戦争法廃止と辺野古新基地反対を掲げる「安倍内閣暴走を止めようあいち集会・デモ」が開かれ、気温0度になる中、防寒着に身を包んだ1000人超が参加しました。
安倍政権の暴走止めよう実行委委員会の中谷雄二弁護士は、安倍首相のいう緊急事態条項は人権を押さえつけるもので憲法違反であり、独裁政治そのものだと述べ「戦争法廃止の2000万署名をさらに広げ、参院選は戦争法に賛成した議員を落選させ、安倍政権を退陣させよう。がんばろう」とよびかけました。
愛知沖縄県人会連合会の上運天(かみうんてん)有二副会長は同会の仲宗根昇会長のメッセージを代読し「沖縄に基地をつくらせないよう、みなさんと一体となってがんばっていきたい」。和田肇・名古屋大学大学院教授は「戦争法によって、日本全体が軍事中心に動くことになってしまう。若者を戦場に送ってはならない」と話しました。「戦争法廃止に向かっている人たちは未来への希望だ」と発言する青年もいました。
長く続くデモ行進に、通行人が「まだ列があるのか。すごいな」と驚きの声をあげていました。
参加した男性(72)は「あきらめないことが大事。若い人を巻き込んで、息の長いたたかいをしていきたい」と話しました。
(1月21日「しんぶん赤旗3面)