「最低賃金1,500円にあげろ!」「憲法25条を守れ!」「中小企業に金をまわせ!」名古屋駅で20日、70人の青年らが切実な声をあげました。最低賃金を全国一律1500円への値上げを求める青年や貧困問題に携わる学者で作る「あげろ!最賃デモTOKAI」のメンバーです。
リレートークで「1,500円というのは生活できるギリギリのライン」「やりがいだけで仕事をするのも限界」「政府は大企業にお金を使うばかり。本当に必要なところに回してほしい」と語りました。ブラックバイトという言葉の生みの親である大内裕和・中京大学教授もマイクを握り、「日本の低賃金は深刻。憲法25条の条文通り、生活のために声をあげていこう」と訴えました。
用意した100枚のチラシは開始後すぐなくなり、訴えに共感した通行人が「最低賃金1,500円」と書かれたボードを持って一緒にアピールする場面もありました。
通りがかり宣伝を見ていたブラジル人のエリアーナさんは「派遣会社で時給900円だった。周りの外国人もこれぐらい。もっと時給あげてほしい」。介護で働く男性(26)は「介護職は手取りも少なく、生活きびしい。最賃があがれば、全体の給与があがると思う」と語りました。
(12月23日 「しんぶん赤旗」東海・北陸信越のページより)