広げよう2000万署名
「戦争法に反対するための行動は勇気がいるけれど本気で廃止したいから」と立ち上がった人たちがいます。愛知県内の福祉・保育職場で働く有志で結成したLet’s Do Together(LDT=一緒にやろうぜ)のメンバーです。
LDTは11月30日に生まれたばかり。12月23日にはクリスマス宣伝と称し初めて街頭に立ちました。サンタクロースの格好をしたメンバーら16人が戦争法廃止の2000万署名を呼びかけました。
「国民がいっぱい反対しているのを無視する安倍首相はおかしい」。通行人に積極的に署名賛同を訴えていた26歳・保育士の女性は戦争法が強行採決されたニュースを見て感じました。自分たちが働く保育・福祉職場にかける予算が少ないのに戦争にかけるお金を増やすのは矛盾していると感じ、行動に立ち上がりました。「もっと勉強して街頭で訴えようとも思ったけれど、いまできることを」と、署名だけでなく、ハンドマイクでも思いをぶつけました。
別の女性(24)は「保育士になってから政治に興味を持つようになった」と参加しました。
LDT結成に力を尽くしたのは障害者施設で働く新城圭祐さん。「シールズを見習って、若い仲間に声を掛けたら想像以上に反応がよかった。彼らも何かしたいと思っていたが、きっかけが無かったみたいです」といいます。12月19日に行われた全国呼応の集会(名古屋)にも仲間20人と参加しました。
23日の初行動では、名古屋大学院生の飛び入り参加も見られました。
保育士たちの行動が始まる前から立ち寄ってきた男性は、「戦争法と書いたプラカードがあったので気になってね。違憲の法案はとんでもない」と、夫婦で署名しました。
(12月24日 「しんぶん赤旗」東海・北陸信越のページより)