愛知県岡崎市で21日、おかざき九条の会が結成10周年記念として、浜矩子(のりこ)・同志社大学教授をむかえた「憲法のつどい」をひらきました。会場に入りきらないほどの540人が参加し、安倍政権に対する危機感が浮き彫りになりました。
事務局長の荒川和美弁護士は「安倍政権は平気で憲法をふみにじり、安保法制をさらに推し進めようと躍起になっている。憲法を守るたたかいを発展させよう」とあいさつしました。
浜氏は「早く行きたい、安倍政治の向こう側」と題して記念講演。「経済活動というのはそもそも人を幸せにすることが原点。貧困や格差を広げ、人を不幸にするアベノミクスは、経済政策と呼べるものではない」と、安倍首相の経済政策を批判。「囲い込み、分断、排除を強める安倍政治を早く終わらせよう。強い味方は、自由、無差別、互恵の理念を持った日本国憲法であり、憲法9条だ」と強調しました。
岡崎市出身の音楽家2人によるミニコンサートも行われました。
参加した女性(72)は「国民が安倍政治ノーの声を大きくあげて、政府に届けなければいけない」。男性(73)は「誰のための経済、誰のための政治か。原点に立ち返って教えられた思い。打倒安倍政権へ力を大きくしなければいけない」と話しました。
日本共産党の木全昭子、鈴木雅子両市議も参加しました。
(11月26日 「しんぶん赤旗」東海・北陸信越のページより)