子どもの未来のためにがんばってます。
「だれの子どもも殺させない。」―。安保関連法に反対するママの会@愛知の人たちが21日、あいち女性九条の会の「平和と民主主義を語るつどい」(名古屋市)に招かれ、立ち上がった思いを語り合いました。
戦争法・マイナンバー・TPP … 多彩なテーマに挑戦
つどいには30人が参加。開会あいさつで九条の会共同代表の野間美喜子さんが「平和を守る運動に期限や終わりはありません。女性九条の会は、これまでママの会やSEALDs(シールズ)などとあまり繋がりがありませんでした。ママや若者の運動に学び、運動を発展させたいと思います」と話しました。
ママの会の人たちが次々と会との関わりや住んでいる地域での取り組みを報告しました。
ママの会の中心メンバーの宮崎里香さんが発足の経過や取り組みを紹介。「今年7月にフェイスブックで呼びかけたら、またたく間に100人を超える人から賛同が寄せられました。連絡や情報は主にフイスブックやツイッターです。さらに賛同者を増やしたい。」と述べ、各地域では戦争法だけでなくマイナンバーやTPP(環太平洋連携協定)問題にも取り組んでいることも報告。「名前もこだわらず、『明日の子どもの自由と安全を考えるママの会』と名付けて様々な運動を始めています」と話しました。
ネットを駆使
名古屋市天白区に住む2人の子どもの母親は「ネットで7月、緑区のママの会のスタンデングアピールを知ったのがきっかけ。天白でもとママ友に呼びかけ、8月には2回宣しました。みなさん子育てで大変ですが、子どもの未来のためにとがんばっています」と強調しました。
2年前に東京から東浦町に来た女性は「ママ仲間と町議会へ『戦争法案反対』の請願を出そうとしたら、何もわからず、ネットで知多半島九条の会を知り相談して請願を提出しました。東浦九条の会の人たちとも交流するようになり共同で12日にマイナンバーカフェを開きました。次は憲法カフェやTPPカフェを開きます」と語りました。
あま市の女性は「ホームページで議員の連絡先を調べて働きかけると、共産党や民主党など5人の議員が戦争法案反対を表明してくれました。議員を通じて地域の九条の会の人たちとも繋がりができました。九条の会の人たちとコラボができたらいいですね」と語りました。
「励まされた」
女性九条の会の人たちから「30、40歳代の若い人たちの取り組みに励まされた」の意見が出されました。
女性九条の会の共同代表で俳優の山田昌さんは戦争中の勤労学徒の状況や戦後の演劇活動の困難さを章かい「戦争はだめ、九条は守れ、の声を広げなければ。高齢者から若者まで、戦争法廃止の運動を広げられるよう大いに工夫が必要」と訴えました。
(11月25日 「しんぶん赤旗」東海・北陸信越のページより)