18歳 選挙に行こう ”学校は政治避けないで
愛知県の私立高校生が、18歳選挙権や、いまの政治に思うことを各党衆院議員と語り合う公開討論会が15日、長久手市役所で開かれました。高校生から「中立を理由に学校で政治の話題を避けないで」「議員さんは高校生の声を聞いて」「政治の世界はブラックボックス」などの意見が出ました。
本村議員「若い人の声反映したい。」
日本共産党の本村伸子、自民党の鈴木淳司、民主党の山尾志桜里(しおり)、公明党の伊藤渉、無所属の重徳和彦の各議員が出席。高校生側は椙山(すぎやま)女学園、栄徳、愛知淑徳、東邦などから生徒70人が討論に加わりました。
討論会を前に高校生たちは7校の800人を超える生徒からアンケートを実施。司会の椙山女学園高2年の女子生徒は、昨年の衆院選で20代の投票率が32%だったが高校生アンケートでは「選挙に行く」が55%だったと紹介。「もし10代の投票率が5割を超えたらすごいこと」と語りました。
愛知淑徳高校の女子生徒は「学校の授業で政治を語ることがタブーになっているのではないか」と発言。同校文化祭でディベートに取り組んでいることを紹介しました。
本村議員は「高校生が各党議員を呼んでいろいろな立場の話を聞く企画を作ったことじたいが政治を身近にする力になると思う。私たちの党は街頭でアンケートを行うことがあるが、若い人の声をよく聞いて政治に反映させたい」とのべました。18歳選挙権については「高校生の強みは利権や癒着がないこと。曇りのない目で投票するのは日本の未来にとって大切」とこたえました。
高い学費や奨学金についても高校生が発言しました。「世界では学費が無料だったり返済不要の奨学金があることを知りました。私たちの願いを政治に届けてほしい」
(11月16日 「しんぶん赤旗」東海・北陸信越のページより)