介護職員ふやして
11月11日の「介護の日」を前にして、医師、看護師、介護職員の大幅増員や夜勤労働の改善、医療、福祉、社会保障の充実を求める「ドクター・ナース・介護ウェーブ」が7日、名古屋市中区で行われ、医師、看護師、介護職員ら80人が参加しました。愛知県医労連、愛知民医連、自治労連愛知県本部の3団体が主催。集会、パレード、署名活動が行われました。
集会で看護師や各団体の代表があいさつ。「介護報酬のマイナス改定の影響もあり、昨年度名古屋市内のデイサービズなどの事業所が204も廃止した」「医師、看護師不足で夜勤が続き、患者にとっても危険な状態。2025年には介護職員が全国で38万人不足する」など現場の厳しい実態が報告されました。
参加者らは、パレードで繁華街を練り歩いた後、署名活動に取り組み、1時間で400人を超える人から署名が寄せられました。
署名した男性(78)は「介護士を必要とする人が増えている。軍事費ではなく、福祉介護にもっとお金を使わなきゃいけない」。通りがかり署名した看護師の女性3人組は「人が少なくて大変。もっとゆったり働きたい」と語りました。
介護施設を経営する男性が「従業員にも書いてほしいから、署名用紙を送ってほしい」と名刺を差し出す場面もありました。
(11月11日 「しんぶん赤旗」東海・北陸信越のページより)