党名古屋市議団市政懇談会で声
日本共産党名古屋市議団は27日、名古屋市内で市政懇談会を開き70人が参加。9月市議会の報告、11月議会にむけて要望や意見を聞きました。
田口一登団長は名古屋城天守閣の木造復元、戦争法案など9月議会の論戦を紹介、「市民の要求実現にむけて市の姿勢をただし、市民の声を市政に生かすため全力をあげる」と話しました。
岡田ゆき子議員は名古屋城天守閣の木造復元について「2020年五輪まで完成の短期竣工で、市民合意がない、莫大(ばくだい)な事業予算など問題が多い」と述べ、「今やるべきことは木造復元より福祉の充実」と強調しました。藤井ひろき議員は憲法違反の戦争法案は廃案にすべきだと主張し、河村たかし市長が意見表明を避けたことを報告、山口清明議員は市民負担増の2014年度決算に反対したことを報告しました。
参加者から「リニア中央新幹線に関連した名古屋駅周辺開発は高層ビルが立ち並ぶ『リトル東京』になるだけ。市周辺部を含め名古屋の魅力が生かせるよう開発を見直すべきだ」、「名古屋城木造復元の事業費見込みは最大で400億円というが財源のメドは立っていない。市が巨額の税金を投入すれば市民の暮らしや福祉予算が削られる。耐震改修で十分」、「今年度、図書館予算が2000万円削減された。新規図書購入に影響が出ている。一部の図書館ではエアコンが故障しても修理ができていない。増額してほしい」などの意見や要望が多く寄せられました。
(10月12日 「しんぶん赤旗」東海・北陸信越のページより)