強行後初の市民集会
愛知県犬山市の犬山駅東口・からくり時計前広場で24日、「安保法制(戦争法)廃止を求める犬山集会」が開かれ、約50人の市民が参加しました。安保法廃止犬山連絡会の主催。
戦争法が強行されてから初めての市民集会です。連絡会は「憲法違反の集団的自衛権の行使を認めるわけにはいかない。思想・信条・政治的立場の違いを超えて、集会や署名などを広げ戦争法を廃止させよう」と訴えました。
参加者が次々とリレートーク。手作りの「戦争法廃止!」と書いた大きなプラカードをもった男性(69)は「物のない戦後、親は自分たちを育てるのに苦労した。一人の力は弱いが、みんなんが力を合わせれば大きな力がでる。戦争法廃止へ力を合わせよう」と話しました。
新日本婦人の会犬山支部は「発光テープを使って『戦争しない国つくろう』の大看板を作った。夜間の宣伝でキラキラ輝いて注目を集めている」と報告しました。
沖縄返還運動に取り組んだ女性(66)は「1972年に沖縄が本土復帰した時、米軍基地はなくなると思っていた。基地撤去どころか安倍政権は辺野古に新基地を作ろうとしている。安倍政権を退陣させ新基地建設をやめさせよう」と訴えました。
日本共産党の岡覚、水野正光、岡村千里の各市議が駆けつけ、岡議員が戦争法廃止への決意を述べました。
参加者は集会後、「安倍政権・即時退陣」「9条壊すな」と書いたボードを掲げ市内をパレード。観光客から次々と「がんばって」と激励の声がかかりました。
同連絡会は毎月、19日に犬山駅前でスタンディングアピール・署名行動を実施。戦争法が廃止になるまで続けることにしています。
(10月27日 「しんぶん赤旗」東海・北陸信越のページより)