愛知県犬山市で2日、日本共産党も参加する「市民が主人公の犬山市をつくる会」が2日、元兵庫県南光町長の山田兼三氏を招き、総会記念講演会を行い60人が参加しました。
山田氏は、旧南光町(現佐用町)の町長を25年務めた日本共産党員首長でした。在任中、公約であった同和予算を見直し、国保税を1人あたり2万円引き下げ、町営歯科センターの設立など、すべての町民のいのちと健康を守る町政をすすめてきたことを紹介。「住民の意見や要求を聞き、憲法25条を生かした政治をすすめれば、住民が主人公の町づくりは可能だ」と語りました。共産党が提案した「戦争廃止の国民連合政府」にも触れ、「戦争法廃止の一点で共闘し、世論が盛り上がれば実現できる」と訴えました。
総会では、渡辺昭美(あきよし)会長が、「真の住民本位の民主的自治体づくりはこれから。『市長と市民の語る会』など、住民の声を直接届ける機会をつくり、住民参加、住民本位の市政をうくっていこう」と話しました。昨年11月の市長選で当選した山田拓郎市長が来賓あいさつし、「市政の情報を市民と共有しながら、市民が主人公のまちづくりをすすめていきたい」と述べました。
(10月4日 「しんぶん赤旗」東海・北陸信越のページより)