安保法案に反対する日本福祉大学教職員・学生の集いが18日昼、同大美浜キャンパス(愛知県美浜町)で開かれ、前日の参院特別委での戦争法案強行採決に抗議し、反対し続ける声明を採択しました。同大での政治的な集会は30数年ぶり。約100人の学生や教員が集いました。
よびかけ人の前原清隆教授は教員有志で県内大学に先立って福祉に反する戦争法案に反対声明を出したことを紹介。「可決されてもけっして敗北ではない。たたかいは終わりでない」と訴えました。
「キャンパス内6人に1人の反対署名500人以上を集めた」と報告した男子学生(3年)は「賛成という学生とも話し合って人権を守っていこう」と呼びかけました。
最近、デモでコールを任されるようになった男子学生(3年)は「国会はむちゃくちゃ。任せておけない。主権者は僕たちだ」と発言。途中から参加した女子学生(3年)の2人は「聞く耳持たない安倍首相は不信任でもおかしくない」と話しました。
集いを準備した男子学生(4年)は「集会に福祉大でこれだけ参加するなんて…。反対の意思を形にして知らせていきたい」と先を見すえていました。
採択された声明は自民、公明各党の本部に送付される予定です。
(9月20日 「しんぶん赤旗」東海・北陸信越のページより)