名古屋市港区の港橋公園で4日夜、「戦争法案廃案!安倍政権退陣!港区大集会」が開かれました。平和と憲法を守る港区連絡会、名港労協、港地区労の共催。同区での戦争法案反対などの集会では過去最高の150人を上回る区民が参加しました。
名港労協の青山公平議長が開会あいさつで、陸上自衛隊第10師団が8月、名古屋港から戦車などを積み込みアメリカへ軍事演習に向かったと報告し「戦争法が成立すれば、名古屋港は自衛隊が出撃する港になる。戦争法案は絶対に阻止しよう」と訴えました。
日本共産党の、たけだ良介参院比例予定候補、山口清明名古屋市議が招かれ、たけだ氏は「自衛隊の河野統合幕僚長の訪米時の発言など、法案成立を前提にした自衛隊の暴走が浮き彫りになった。文民統制が崩壊している。日本共産党は国会論戦と幅広い国民運動と結んで戦争法案の廃案へ全力をあげる」と述べました。
新婦人、港商、年金者組合港支部などから「戦争法案阻止へ県選出の国会議員へメールやファックスで訴えている」など取り組みの報告がありました。
集会後、参加者は「戦争法案は廃案に」と訴え区内をパレードしました。
港湾で働く男性(55)は「今でも名古屋港は日本一の貿易港。軍艦の入港は止めてほしい」と語りました。
(2015年9月8日 「しんぶん赤旗」東海・北陸信越のページより)