長崎に原爆が投下されてから70年。戦争反対、核兵器廃絶を求め、第15回あいち反核・平和マラソン&ジョギング大会が9日、名古屋市昭和区で開かれ、猛暑のなか9歳の男子小学生から73歳の男性まで20人が参加しました。主催は新日本スポーツ連盟愛知県連盟ランニング協会。
同連盟の青木正男会長は「15年前に広島、長崎の被爆者を追悼して名古屋で何かやろうと始めた。今年は戦争法案をめぐり緊迫した状況のなかでおこなわれる。戦争も核もない平和な世界になるよう願って走ろう」と訴えました。
毎年参加している男性(60)は「今年は手作りの『戦争法案反対』のゼッケンを付けて走る。沿道の人に戦争法案反対をアピールしたい」と話しました。
高校で野球部員だった男性(54)は「全国高校野球大会(戦前は全国中等野球大会)の開催中だが、アメリカ生まれの野球は『敵性スポーツ』といわれ、太平洋戦争が始まった1941年から終戦までの4年間は開催されなかった。平和でなければスポーツが楽しめない」と話しました。
(8月11日)