愛知県一宮市で2日「青年を海外の戦場に送らない8・2一宮集会」が開かれました。猛暑のなか、稲荷公園に300人近くの人が集まりました。一宮在住の弁護士や医師、僧侶、市議などの呼びかけでつくられた実行委員会主催。
呼びかけ人を代表して歯科医師の浅野恭正氏(県保険医協会理事)は「イラク派兵差止訴訟で違憲判決が出され確定した。違憲な海外派兵は許せない。安倍独裁政治を許さず、戦争法案を廃案に追い込もう」と訴えました。
リレートークで元裁判官の丹羽日出夫氏は「立憲主義を破壊する戦争法案は廃案しかない」、正瑞寺住職の小笠原恵正氏は「仏教会が戦争に協力した反省にたち平和運動している。戦争への道は許さない」、看護師の服部洋子氏は「動員された従軍看護婦1500人以上が亡くなった。二度と白衣を汚したくない」と強調しました。
集会で参加者は「NO戦争法案」と書いたボードを高く掲げ「思想、信条、立場の違いを超えて違憲法案阻止するため声を上げ共に立ち上がろう」の集会宣言を採択しました。
集会後、参加者は「戦争法は許さない」「憲法守れ」と書いた横断幕やプラカードを持ち市内をパレードしました。「アベは辞めろ」と声をあげていた女性(62)は「メーデーに参加したことはありますが政治的なテーマの集会は初めてです。国会中継やニュースを見ていて安倍首相らの無責任な答弁に怒りがこみ上げてきます。友人に誘われてきました。来月に開く集会にも来ます」と話しました。
日本共産党の尾関宗夫、彦坂和子の両市議が参加しました。
(8月5日)