安倍政権退陣まで
イラク派兵違憲判決を力に戦争法案を葬ろうと21日、名古屋市内で市民150人が集いを開きました。主催は、安倍内閣の暴走を止めよう共同行動実行委。
航空自衛隊C130輸送機の空輸活動を違憲とした2008年の名古屋高裁判決。集会では同訴訟弁護団の中谷雄二、田巻紘子の両弁護士が訴えました。
田巻氏は「違憲と判断されたバグダッドへの輸送は第1次安倍内閣のときに行われた」とし、反省もなく戦争立法に突き進む政権を批判しました。
中谷氏は「高裁判決では平和的生存権を認めた。政府の戦争準備行為によって、命が脅かされ、戦争への加担を強いられた場合、裁判に訴えることができる権利だ。それが安倍政権によって侵害されようとしている」とのべ、安倍政権を退陣に追い込もうと呼びかけました。
参加した女性教員(34)は「違憲判決があったことを初めて知った。反省もなく自衛隊を海外派兵しようとするのはおかしい」とのべました。キリスト教系の団体施設で働く女性(65)は「日本から逃亡したい気持ちだったが、きょうの話を聞いて元気がでた」と語りました。
(7月25日)