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核も戦争もなくそう ビーチで署名行動 愛知・日本福祉大

 
 愛知県南知多町の内海(うつみ)海水浴場で今年も、日本福祉大学の学生らが「核兵器全面禁止のアピール」署名への協力を呼びかけました。同大学の原水爆禁止実行委員会の呼びかけで、1990年から毎年、「海の日」前の日曜日におこなっているもの。

 今年は、19日、1年生を含む学生16人、卒業生6人が参加。157人の署名が集まりました。

 初参加の1年生は、上級生と組みになり「今年は被爆70年です。広島・長崎両市長やノーベル章を受賞した益川敏英さんらが賛同者になっている署名にご協力を」と訴えました。

 若者グループや家族づれの海水浴客らが次々と署名をしました。名古屋市から孫と来ていた女性(62)は「核兵器や原発をなくすのは当然。今、問題になっている戦争法案も、子や孫のため止めてほしい」と話し署名しました。

 貸しボート店の人は「原発再稼働だ、戦争法案の強行採決だと安倍首相はダメだ。学生が運動するのはいいことだ」と署名。同僚にも勧めてくれました。

 はじめて署名宣伝をした1年生の女子学生は、「最初はこわごわと声をかけていました。思ったより多くの人が気軽に署名してくれてうれしかったです」。山梨県甲府市から駆けつけてきた卒業生(39)は「1年生の時が被爆50年。この年に初めて署名行動に参加しました。ネットで今でも宣伝を続けていると知り、後輩を激励するために来ました。」

(7月23日)