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戦争法案反対 今声あげるとき 名古屋市『昭和区の会」320人がデモ

 
 「僕たちは人を殺す戦争に行きたくない」「子どもを守ろう」―。名古屋市昭和区で20日、高校生、大学生、子育てママさんが次々、戦争法案に怒りの声をあげました。

 弁護士らでつくる「集団的自衛権行使に反対する昭和区の会」がよびかけた区民集会とパレードには320人が参加。多くのマスコミが取材しました。
 集会に先立ち、シンガーソングライターの岩瀬よしのりさんが、23歳で戦死した「天性の詩人」と呼ばれた竹内浩三作「骨にうたう」に曲をつけて歌いました。

 リレートークで南山大学4年生男子学生(21) は、「安倍首相は主権者である国民の声を聞くべきだ。主権者である僕たちが声を上げ廃案にがんばろう」。高校2年生の男子生徒(16)は「戦争になり真っ先に戦場に行くのは僕たち若い世代。僕たちこそが『戦争に行きたくない』の声をあげなければならない」と訴えました。

 主権者あいさつで小島高志弁護士は「多数の国民の声を無視しての強行採決は狂気の沙汰。国民の怒りは広がり安倍政権の支持率は急落している。さらに世論と運動をひろげ、安倍政権を追い詰めよう」と呼びかけました。

 同会は各政党に参加を呼びかけ、日本共産党の本村伸子衆院議員、柴田民雄名古屋市議、民主党の谷口知美愛知県議が参加し連帯のあいさつをしました。

 集会後、参加者は「本当に止める。戦争法案。未来ある君たちに平和を」と書いた、そろいの団扇(うちわ)を揚げ、ドラムやかねを打ち鳴らしながらパレードしました。

 保育士の女性(37)は「今までのデモと違って高校生や若いママさんが多く、怒りが広がっていることを実感した。安倍政権が法案を断念するまでがんばる」と話しました。

(7月22日)