名古屋市瑞穂区役所行動で5日に行われる「防災フェスタ」に自衛隊ブースが展示される問題で、愛知県平和委員会と瑞穂区平和委員会は3日、瑞穂区役所に対し、自衛隊のブース展示をしないように申し入れました。
瑞穂区平和委員会の土井敏彦会長らは「日常的な防災意識を高めることは重要だが、子どもたちに迷彩服を着せるのは、防災とは本質的に違う」「いま政府は戦争法案など、自衛隊を戦地に向かわせようとしている。防災にかこつけ自衛隊広報の場にするのはふさわしくない」と語りました。
瑞穂区役所総務課長は「すでに企画は固まっており、ブース展示を外すことはできない」と答えました。
県平和委員会の矢野創事務局長は「子どもの権利条約で『子どもは軍隊に関わらせてはいけない』となっている。自衛官募集などの広報活動はしないように伝えていただきたい」と話しました。
(7月4日)