愛知県豊橋市の「豊橋空襲を語りつぐ会」は豊橋空襲70年企画として「続・豊橋空襲体験記」の発刊、犠牲者の名前調査、平和講演会などに取り組んでいます。
21日に開いた平和講演会には市民ら60人が参加しました。
主催者あいさつに立った安間慎運営委員長は「安倍政権の戦争法案など平和を脅かす動きが強まるなか、『戦争反対!平和を!』の声を広げよう」と述べました。
安間氏は市やコープあいちの協力で、犠牲者624人のうち611人の名前が明らかになったことを報告。近く発売する『続・豊橋空襲体験記』に54編の体験とともに、判明した犠牲者の名前も掲載すると語りました。
東京大空襲・戦災資料センターの青木哲夫主任研究員が「『都内戦災殉難者霊名簿』の発見から『東京大空襲いのちの被災地図』作成へ~東京空襲の実態解明をめざして」と題して講演しました。
参加した男性(67)は「『戦争する国』づくりをする安倍晋三首相に『豊橋空襲体験記』を読ませたい。読めば戦争の悲惨さがわかる」と話しました。
「続・豊橋空襲体験記」はA5版、カラー190ページ。定価1200円(税込)です。問い合わせは同会事務局0532(43)5020(コープあいち豊橋センター)へ。
(6月27日)