名古屋市内で14日、「3・11から50カ月“福島の今”講演とトークライブ」が開かれ、300人近くが集まりました。原発ゼロをめざす市民が共同する実行委員会の主催。
主催者あいさつで外山孝司実行委員長は「しっかり学んで、声を大にして一緒に原発ゼロ、再稼働反対の運動をすすめていきましょう」と呼びかけました。
丹波史紀(ふみのり)福島大学准教授が「東日本大震災から50カ月、福島の今」をテーマに講演。「生活の再建が大きな問題。避難先で生活をはじめて、ふるさとに戻ることが難しくなっている。町の復興と同時に人の復興をしなければいけない」と述べました。
トークライブでは、お笑い芸人「おしどりマコ&ケン」が、東京電力の記者会見に参加した経緯を会場の笑いをさそいながら報告しました。
参加した女性(27)は「一言で復興と言っても、すごく複雑で初めて知ったことがたくさんあった」、病院勤務の男性(25)は「各地に避難した人たちをどう励ますのか、愛知の若者でしっかり考えていきたい」と語りました。
(6月17日)