今月28日告示(7月5日投票)の愛知県刈谷市議選で現有3議席確保をめざす日本共産党の演説会が7日、同市内で本村伸子衆院議員を迎えて開かれました。立候補を予定しているのは、いずれも現職の山本シモ子(61)、のむら武文(69)、にいむら健治(60)の3氏です。市議選は定数28に34人が立候補を予定し多数激戦の様相です。
演説会で本村衆院議員は、戦争法案、医療保険制度改悪、環太平洋連携協定(TPP)を強行する安倍政権を厳しく批判し、「日本共産党の全員当選で安倍政権ノーの審判を示そう。平和、くらしを守る市政にしよう」と訴えました。
同市の財政力は西三河でトップクラス。市がため込んだ貯金(基金)は総額213億円もあります。市は総工費96億円の市役所新庁舎建設(2010年完成)に続き、総額50億円の予算で亀城公園整備をしようとしています。一方で高齢者への宅配給食サービスや小中学校の少人数学級実施は西三河で一番遅れています。特養老人ホームの待機者は198人もいるなど福祉施策は西三河で最低レベルです。
山本、のむら、にいむら各候補は「『お城』よりも福祉・くらし優先の市政に」「人の住まない『お城』より人の住む市営住宅建設を」と強調。18歳までと70歳以上の医療費無料化、ひとり1万円の国保税引き下げ、学校給食費の無料化、特養老人ホーム造成などの公約を述べ「3議席の力で市民と力を合わせ市民の要求を実現する」と力強く訴えました。
(6月11日)