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TPP交渉撤退、安倍農政転換を 愛知食農健総会

 
 労働組合、農林業、中小業者、医療、消費者などの団体・個人でつくる「日本の食料・農業・健康を考える愛知の会」(愛知食農健)の第27回総会が5月30日、名古屋市熱田区で開かれました。

 代表幹事の榑松(くれまつ)佐一氏(愛労連議長)があいさつに立ち、「TPP(環太平洋連携協定)は農業分野だけでなく、医療や労働分野など大きな影響を受ける。TPP交渉からの撤退を求め運動を広げよう」と訴えました。

 日本共産党の本村伸子衆院議員が来賓あいさつし「TPP、戦争法案など強行しようとする安倍政権の暴走ストップに全力をあげる」と述べました。

 討論で「米価暴落で米作だけでは生活できない。野菜へ転換する農家が増えている。TPP参加で外国産の農作物が入ってくると日本の農家は壊滅する」「国は近い将来、世界の食糧需給がひっ迫するとして日本の食糧自給率向上をいっているが、TPP参加は逆行だ」と語られました。

 総会はTPP参加阻止、小規模農家を壊す安倍政権の農業政策の転換を求め、学習会や宣伝行動を取り組む活動方針を確認しました。

 総会に先立ち獣医師の中嶋久興氏が「食生活と食の安全」と題して記念講演しました。

(6月5日)