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国民平和大行進出発式 NTP会議への米での行動報告

 
 国民平和大行進(東京―広島コース)が愛知県入り(31日)する前に、原水爆禁止愛知県協議会やコープあいちなどでつくる、あいち平和行進共同連絡会が23日名古屋市内で平和行進出発交流集会を開催。県内通し行進者ら80人が参加しました。

 スライドを使い国連で開かれた「2015NPT(核不拡散条約)再検討会議」へのニューヨーク行動を報告され。630万人分の署名提出、パレードや平和フェスティバル、女性交流会や青年のつどいなど愛知から参加した71人の取り組みが紹介されました。

 ニューヨーク行動に参加した人から「私たちの『核兵器廃絶』の声を世界各国に届けられた」「英語は苦手だが署名行動でアメリカ人が署名してくれ嬉しかった」などの感想が話されました。

 平和行進連絡会共同代表の沢田昭二・県原水協理事長は「NPTの最終文書は採択されなかったが核兵器廃絶の流れは前へ進んでいる。オーストリアが提唱した核兵器禁止への誓約文書(人道の誓い)の賛同が104カ国に広がった。日本政府がアメリカなど核保有国とともに誓約文書に反対したのは唯一の被爆国の政府として問題」と指摘。「被爆70年の今年の平和行進は重要。多くの参加で核兵器廃絶の世論を広げよう」と訴えました。

 県内通し行進者の西岡久男さん(愛知年金者組合副委員長)は「11人の組合員が通し行進に参加する。組合員がつくり託された折り鶴を持って12日間歩く」と語りました。

 各地の行委員会が取り組みを報告。「津島、愛西、稲沢の市長が行進を出迎え激励することになった」。「今年の昼休み歓迎集会はは核兵器廃絶だけでなく戦争法案、辺野古基地、原発を題材にした寸劇など準備している」と話しました。

(5月27日)