「市民のつどい~歴史へのまなざしと憲法のこころ」
愛知県では、「市民のつどい~歴史へのまなざしと憲法のこころ」が、名古屋市昭和区の市公会堂で開かれ、第2会場まで超満員の2700人が参加しました。市民のつどいは愛知憲法会議が発足した1965年から毎年開かれ、51回目です。
来賓あいさつにたった川上明彦県弁護士会会長は「弁護士は市民の人権を守る使命がある。戦争は人権侵害の最悪のもの。集団的自衛権の行使容認や、それに通ずる憲法改正には絶対に反対する」と述べました。
つどいで東京大学の高橋哲哉教授が「戦後70年の日本と憲法」と題して講演。歌手の古謝美佐子さんが「沖縄のこころを歌う」と銘うってコンサートがおこなわれました。
本秀紀愛知憲法会議事務局長(名古屋大学教授)は閉会あいさつで「安倍政権は集団的自衛権行使、沖縄の辺野古新基地建設問題など、あらゆる問題で反憲法的姿勢だ」と厳しく批判し、「様々な運動と手をつなぎ憲法を守る運動を広げよう」と呼びかけました。
障害者施設の指導員として働く佐伯泰希さん(28)は「アジア・太平洋戦争時、障害者は戦争の役にたたないと『非国民』と差別されました。障害者が再び悲しい思いをしないため憲法9条を守るべきです」と話しました。
(5月4日)