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戦争法制止めよう 名古屋繁華街で700人パレード

横断幕掲げて がんばりどきだ

 
 「戦争法制を止めよ」「辺野古の米軍新基地建設反対」―。28日夜、名古屋市中区の繁華街に市民の声が響きわたりました。安倍内閣暴走止めよう連続行動実行委員会が開いた「安倍内閣の暴走を許すな!集団的自衛権ノー・戦争法制を許さない!普天間基地撤去・辺野古新基地建設を中止せよ!4・28愛知県民集会」です。

 愛知県内の弁護士や平和団体、労働組合の役員ら34人が呼びかけたもの。

安倍内閣許さぬ

 「集団的自衛権NO」「ストップ安倍暴走」と書いたボードや横断幕をもった700人が参加。日本共産党の本村伸子衆院議員、名古屋市議の山口清明、くれまつ順子、さいとう愛子、柴田民雄の4氏が参加しました。

 秘密保全法に反対する愛知の会共同代表の中谷雄二弁護士は日米両政府が、米軍と自衛隊の協力や役割分担を定めた新たな指針「ダイドライン」を了承したことに対し、「国会でなにも審議していないのに、政府同士が共同で武力行使を約束した」と批判。「安倍内閣のすすめる憲法破壊を許さない共同の運動を広げよう」と訴えました。

 あいち沖縄会議の具志堅邦子さんは「今日4月28日はサンフランシスコ講和条約発効により沖縄が日本から切り離された『屈辱の日』」と述べ、「沖縄県民の民意を無視し、辺野古新吉建設を強行する安倍内閣を許してはならない」と強調しました。

9条は父の遺言

 「安倍内閣の暴走を止める大波を起こそう」との集会アピールを採択。集会後、ドラムを鳴らしながらパレードし、沿道の商店や買い物客らに「安倍暴走を止めよう」とアピールしました。

 「戦争反対」のボードを掲げる男性教師(56)は「『子どもを戦場に送らせない』の思いを持ち教師になった。安倍内閣になり、きな臭いが強くなってきた。今が一番のがんばりどきだ」。父親がフィリピンの戦場で負傷した長田功治さん(64)は「6年前に亡くなった父は生前に口癖のように『戦争は絶対だめだ』と言っていた。父の遺言と思って憲法9条を守る運動に取り組んでいる」と語りました。

 同実行委員会は5月3日の憲法記念日まで連日、名古屋市中区栄で宣伝行動をおこないます。

(4月30日)