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「若い人の声リアルに届けたい」ネット・宣伝目ひくよう工夫

名古屋市議 最年少当選 西山さん

 
 名古屋市議選最終日の若い人であふれる繁華街。オープンカーからさわやかな声が響きました。「共産党でーす。こんにちはー」。中区から初当選した西山あさみさん、25歳最年少議員です。

 原発再稼働、派遣法改悪、残業代ゼロ法案など「政治に裏切り続けられた人たちは政治に見向きもしてくれない。自分たちと同じ若い世代が何かいっていると目に止めてもらい、その後で政治の話をしっかりできれば」
 SNSも積極的に活用。写真にハートマークをつけるなど加工しスルーされないよう工夫しています。オープンカー宣伝はネットで生中継。「共産党じゃないみたい」「自転車よりインパクトある」と反響が寄せられました。候補者名のタスキは「ださくないものを」と、本村伸子衆院議員と一緒に考案しました。

 選挙を通じて奨学金返済で苦しんでいる若い人が多いことを実感したと言います。無利子の奨学金を求める訴えをしながら通りがかった二人連れにパンフを渡すと「いま返済で大変なんです」と対話になりました。
 議員に当選した抱負は―。「名古屋市にブラック企業規制条例をつくりたい。若い人の声をリアルに市政に届け、もし実現できたらそれをネットで発信できたらうれしい」と意気込みます。

 夕刊紙の女性議員特集に紹介され話題になりました。「他党は軽いノリだったけれど共産党だけ『若い世代を使い捨てにする社会に物申す』と、政策が見出しに出てよかった。外見じゃなく中身が美しいといわれるようにがんばりたい」

(4月15日)