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愛知県議選 自民支持者も「今度は共産党」

相手の方から安倍政権批判 愛知県議選 春日井市

 
 3日告示された愛知県議選は、「自共対決」が鮮明になっています。マスコミも「12年ぶりの議席奪還を狙う共産の戦いぶり」に注目。党と後援会は市場最高の4議席以上をめざし、各地で宣伝、対話・支持拡大に奮闘し、「自民党支持だった人が、今度は共産党」との変化も生まれています。

 春日井市の後援会は、「今度こそ柳沢けさみさんを県議会に送る」と燃えています。

 鳥居松事務所で電話をかけた女性は「反応がすごい。相手の方から『戦争しようとわかっているのに自民党を勝たせるわけにはいかない』と、安倍政権の批判をしてくる」といいます。商売している人から「中小企業には1円単位まで厳しく税を取り立てるのに、大企業は消費税を転嫁できる上に税金もまけてやるのは許せない。共産党がんばれ」と対話が弾みます。

 不二出川後援会の藤田政道さんは「県議会に共産党がいないから大村秀章知事に何でも賛成のオール与党県政になっている。福祉予算も削られ特養ホーム数は全国最低」と対話。「知らなかった。共産党が必要」「本当に柳沢さんに当選してもらわないと困る」と支持を広げています。「自衛隊員に遺書を書かせていることや、県政の逆立ちは『赤旗』しか報道しないので情報提供の対話をしている」といいます。

 高蔵寺後援会の83歳の女性は連日、支持拡大で猛奮闘。「衆院選でガチャンと切った人に恐る恐る電話すると最後まで話を聞いてくれる人が多くてびっくり。今まで自民党に入れていた人の中で共産党に期待を寄せる人が増えている」と、変化を実感。「アベノミクスで株をやる人や大企業ばかりがもうかり、庶民は年金削減など取られるばかりだ」と話すと「その通りだ」と支持者が増えます。

 障害者が後援会事務所に激励の電話をかけてきました。「市に福祉充実を要求しても『県が補助金を削っているからできない』と言われた。だから柳澤さんに県議会に行ってもらい、教育・福祉に使うお金を増やしてほしい」

 定数4に、自民現職2、民主現職、公明現職、維新新人とのたたかいです。

(4月5日)