止めよう”戦争立法”
「危険な戦争立法許さない」「憲法九条守る運動広げよう」─。名古屋市熱田区で22日、「若モノ憲法サミットinあいち」が開かれ、労働会館ホールに若者の声が響きわたりました。
県平和委員会青年・学生部や民青同盟など青年団体でつくる実行委員会が主催。「自衛隊の海外派兵など、日本が大きく変わろうとしている今、これからの日本を背負っていく若者同士で集まり、憲法とは何か、平和とは何かを学び考えよう」とよびかけ、青年ら70人が参加しました。
ゲストとしてイラク支援ボランティアの高遠菜穂子さんが「中東情勢、憲法9条のいかしかた」、矢?暁子弁護士が「憲法ってなに?憲法がいかされた日本」と題して講演。
それをうけて青年がリレートーク。中小企業団体に勤める沢田美奈さんは「アジア・太平洋戦争中、物資が配給制になり自由に商売が出来なくなった。商売繁盛のために戦争はしてはいけない。『戦争する国づくり』をめざす『戦争立法』は止めなければならない」。医療労働者の平澤野花さんは「海外派兵になると医師、看護S婦ら医療スタッフも戦場に送られる。そうならないよう運動を広げる」。県学生自治会連合の川崎洋平副委員長は「先の戦争で学徒出陣で多くの学生が戦場に散った。この悲劇を繰り返さないため日本国憲法ができた。再び学生が戦場に行かないよう憲法を守る」と話しました。
参加した青年から「高校の同級生に自衛隊員がいる。同窓会で会ったら『除隊しようか迷っている』と話していた」「自民、公明両党が合意した内容の危険性を、宣伝などで広く知らせていく必要がある」「まもなく地方選挙。戦争に反対し憲法守る政党が伸びてほしい」などの意見や感想が寄せられました。
つどい終了後、金山総合駅前で宣伝行動をおこないました。憲法9条改正の賛否を問うシール投票を実施。「もちろん反対」「平和が大事」と反対に投票する人が大半でした。
(3月26日)