第17回瑞穂区母親大会が8日、名古屋市瑞穂区で「平和や命の大切さ」をテーマに開かれました。福島県の「かーちゃんの力・ブロジェクト協議会の渡邊とみ子会長が「福島の『福幸(ふっこう)』のために~かーちゃんができること」と題して講演し、会場いっぱいの100人が熱心に聞き入りました。
大会事務局の加藤ゆう子さんは「女性が手をつなぎ『核戦争から子どもを守ろう』と始まった母親大会から60年。福島原発は終息せず、今も多くの人が避難生活をしている。何をすべきかを学び、行動をしよう」と訴えました。
渡邊さんは福島市で農地を借り、飯館村オリジナルの「いいたて雪っ娘」(かぼちゃ)と「イータテベイク」(じゃがいも)の生産、販売をしています。「原発事故で全てを失った。悔しくて沢山泣いたけれど、かーちゃんたちは立ちあがった。かーちゃんの味と技を埋もれさせたくないの気持ちと、あきらめないとの思いでがんばっている」と強調しました。
大会は「核も原発もない平和で安全な社会めざして大きな世論を広げ、平和憲法を守るため多くの人との連帯を呼びかける」アピールを採択しました。
(3月11日)