「9条まもりたい」「貧困解決」 県議・市議 予定候補者迎え交流
愛知県の民間保育園で働く保育士でつくる日本共産党保育後援会は2日、名古屋市内で県議選・市議選の予定候補者を迎えて「保育カフェ」を開きました。100人を超える保育士が参加し、共産党議員を増やして、安全・安心な保育をと話し合いました。
名古屋 党後援会が保育カフェ
満仲みゆき(緑区)、高橋まきこ(天白区)両県議予定候補、山口きよあき(港区)、さはしあこ(緑区)両市議、西山あさみ(中区)、柴田たみお(昭和区)、かのう拓人(瑞穂区)の各市議予定候補が決意を述べました。
値上げストップ
保育士だった満仲予定候補は「党議員がいない県議会では認可保育園や学童保育所増設を求めた請願が、誰も紹介議員にならないため審議されません。必ず勝ち抜いて、保育施策充実の県民の願いを県会にとどけます」。
妻が保育士の山口議員は「名古屋市議団は、父母、保育関係者と力をあわせ8年間、保育料値上げをストップさせてきました。共産党が躍進すれば、民間企業の保育参入を許さず、豊かな保育環境、質の高い保育が行える認可保育園増設、補助金増額で保育料引下げなどの市民要求が前進します」と述べました。
参加者は「願い」を短冊に書き、候補者を交えて話し合いました。「平和」と書いた今夏に出産予定の人は「生まれる子どもが幸せになるためには平和が大切。憲法9条を守っていきたい」と発言。「子どもの笑顔」と書いたベテラン保育士は「子どもの笑顔を見ると疲れも吹き飛ぶ。いつまでも子どもの笑顔が見られるよう戦争をなくしたい」。若い保育士は「貧困解決」と書き、「保育料を滞納している家庭がある。母子家庭で苦労している。格差とか貧困を解消したい」。
「給料をあげて」
若い2人の保育士は「給料上げて」「休みがほしい」と書き、「仕事がきつい割に給料が安い。生活に余裕がない」「休むと他の人の負担が増える。人を増やして有休が取りやすいようにしてほしい」と話しました。
では「願いを実現するにはどうすればいいか」と話し合いが発展。「日本の将来を担う子どもを保育しているのだから国や自治体は補助金を増額すべき」「安倍さんの政治は怖い。憲法を変えるとか、自衛隊が海外に行くとか、やめてほしい」などの意見が出されました。
(3月4日)