愛知県内の私立大学は入学試験の最盛期です。民青同盟愛知県委員会の各大学班は入試会場前などで、受験生を励ます宣伝・対話をおこなっています。
3日から5日まで入学試験がおこなわれた日本福祉大学(美浜町)では、最寄り駅の名鉄知多奥田駅前で宣伝しました。
日本福祉大学の学生同盟員が取り組んだ福島県への震災ボランティア活動や憲法9条を守る運動を紹介した写真パネルを展示。飲み物やミカン、菓子なども用意し、受験生をねぎらいました。
入試を終えて帰途につく受験生に「今、気になること」や「『イスラム国』の蛮行に日本の対応」を問うシール投票を呼びかけ、受験生アンケートへの協力も求めました。
受験生にとって、「今、気になること」で多かったのは「消費税」「原発」「憲法・集団的自衛権」の順。
「消費税」に投票した男子受験生は「三重県に住んでいるので合格すれば下宿生活になると思う。弟もいるので消費税10%になっても親に仕送りを増やしてとは言えない。増税は困る」と話しました。
「原発」に投票した女子受験生は「福島原発事故で避難している人は大変だと思う。何か役立つことをしたい」。震災ボランティアに行った同盟員が体験を話し、「今年の連休も計画している」と語ると、「ぜひ誘ってください」とメールアドレスを伝えていきました。
「『イスラム国』への対応」を問うシール投票では「非軍事的対応」が8割を超え、残りは「わからない」。「軍事的対応」は一人いませんでした。
「非軍事的対応」に投票した女子受験生は「新聞で安倍首相は自衛隊機を邦人救出に使うと報道されていた。自衛隊機が行くと『日本が攻撃にきた』と思われる。軍事的対応はすべきではない」と強調しました。
「奨学金を受けたいが、返済できるか不安で迷っている」という受験生は、同盟員から高等教育の無償かや給付奨学金の実現をめざす活動を聞き、「民青が社会を変えるために運動しているのを初めて知った。学費や奨学金問題を一緒に取り組みたい」と民青に加盟しました。
昨年10月に加盟した男子学生は新歓運動に初めて参加。「最初は何を話せばいいのか迷って緊張したけど先輩に助けてもらい、訴えられるようになった。もっと社会のことや民青のことを学びたい」と感想を語っていました。
民青日本福祉大学班では新入生歓迎企画として、4月に履修相談会、大学近くの山でのたけのこ掘り、5月の連休に福島県への震災ボランティアを計画しています。
(2月6日)