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田原市議選 議席回復で福祉最優先の市政に

 
愛知県田原市議選が25日告示(2月1日投票)されます。定数18(2減)に20人前後が立候補する少数激戦の様相です。
 日本共産党は元職の、こうべ正男氏(68)が立候補し、6年前に角谷敏夫議員の死去で失った党議席の回復をめざします。

 党議席が空白となった市議会では、この4年間で市長から提案された議案は、99・4%が「異議なし」で通過。全会一致でなかったのは2議案のみ。市民から出された消費税増税反対や農産物輸入自由化阻止を求める請願は紹介議員がなく審議ができなくなっています。
 田原市の財政力は県内(54自治体)で28位。東三河ではトップです。財政力がありながら国民健康保険税は県内で2番目に高く、東三河では国保税の高さもトップ。「オール与党」議会のもと住民の願いに逆行する市政になっています。

 こうべ候補は、ミニトマト栽培で農業を営むかたわら田原町議、市議を3期12年、農業委員を26年つとめました。町議時代に「巡回バス」の実施を提案し、「空気を運ぶもの」と反対する町や議員を粘り強く説得。実現した「くるりんバス」は市民の大事な交通機関になっています。
 こうべ候補は「財政力を生かし、くらし・福祉優先の市政に転換します。国保税1万円引き下げ、18歳までの子どもの医療費無料化、TPP(環太平洋連携協定)からの撤退、特別養護老人ホームを増設し待機者ゼロなどに取り組みます」と訴えています。

 東三河では一昨年秋の新城市議選で党候補がトップ当選し議席空白を克服。昨年末の総選挙では田原市でも得票を大きく伸ばしました。党と後援会は「新城市、総選挙に続いて市議選勝利を」と宣伝、対話・支持拡大に全力をあげていま
す。(1月17日)