「安倍暴走政治を止めるため、何としても東海で2議席以上を」―。寒風吹きすさぶなか、名古屋市中区栄で行われた東海ブロック比例出発式。4人の比例候補が勢ぞろいし、「共産党の国会議席が増えれば増えるほど、政治は変わる」と意気高く訴えました。もとむら伸子候補は、「安倍政権の暴走政治をこれ以上許すわけにはいきません。暮らし、命、平和憲法を何としても守りぬくために全力をあげます」と強調。戦争体験者から「戦争だけは絶対にやめて」と訴えられたことを紹介し、「日本が戦争できる国になるのか、それとも平和憲法を生かし、子どもたちに手渡せるかどうかの歴史の分かれ道に来ています。憲法9条を生かした平和外交を築くために共産党を伸ばしてほしい」とよびかけました。
しまづ幸広候補は、「私は世界一危険な浜岡原発がある静岡の生まれです。
こともあろうに安倍内閣は選挙が終われば全国で原発再稼働を進めようとしています。絶対に許せません」
と指摘。「先日、静岡で再稼働ストップを求める4000人集会が開かれました。
『オール静岡』の声を今度は『オール東海』に広げ、安倍政権に審判を下しましょう」と訴えました。
大野ひろみつ候補(1区重複)は、「消費税は先送り実施でなく中止を」と強調。
「株で大もうけしている高額所得者や莫大な利益を上げている大企業に、応分の負担をしてもらい、
中小企業の支援を強め、労働者の賃金を上げれば、税収も増える。国民の懐を温める日本共産党に支援を」と呼びかけました。
?橋ゆうすけ候補(4区重複)は、非正規教員時代にぎりぎりの生活だったことを述べ、
「人間らしく働ける雇用のルールを作りたい。若者を苦しめてきた自民党政治を変えるチャンスだ」と訴えました。
出発式では、勇退した佐々木憲昭前衆院議員、岩中正巳県委員長、鳥居達生県後援会長らがあいさつしました。
県内の小選挙区では、全区で立候補した日本共産党が各区で元気に第一声をあげました。
自民党は全区で立候補、民主党は12区を除く14区で立候補しました。「第3極」といわれる政党は前回と様変わりしました。前回13人立候補した「未来の党」は消滅、「減税日本」から2人が立候補。前回5人立候補した維新は2人。みんなの前職は解党により無所属で立候補。社民党は1人です。