第8回昭和区平和のつどいが5日、名古屋市昭和区の名古屋柳城短期大学体育館で開かれ、台風18号の大雨をついて会場いっぱいの400人近くが参加しました。昭和区九条の会など13団体でつくる実行委員会の主催。
地元の太鼓グループ「鼓瑞」(こだま)の勇壮な太鼓演奏で開幕。開会あいさつで昭和九条の会代表世話人で法光寺住職の島津通委員長は「安倍政権の集団的自衛権行使容認の閣議決定など最近の日本の状況は、きな臭い動きが強まっている。文化行事を楽しみながら、戦争や平和、憲法九条について考える機会にしてほしい」と話しました。
地元の桜花高校インターアクトクラブのハンドベルや長野県から駆けつけたオカリナの姉妹奏者の「モッカ」の演奏がおこなわれ、森英樹・名古屋大学名誉教授が「平和のゆくえ 憲法のゆくえ」と題して記念講演しました。
「集団的自衛権の閣議決定撤回、平和で安全な日本を取り戻すため安倍政権を世論で包囲する」とのアピールを採択しました。
会場の席から「平和の歌」を一緒に歌っていた女性(67)は「日本国憲法が施行された1947年5月に生まれました。憲法9条は私の人生の生きがい。絶対に守りたい」と話しました。
つどい実行委員会の舟橋勝事務局長は「会場がいっぱいになり、初めての参加という人も多くいた。憲法9条守れとの区民の声の反映だと思う」と述べました。
(2014.10.7)