名古屋市の保育士や父母らでつくる「保育をよくするネットワークなごや」は23日、名古屋市中区の白川公園で「でっかいあそぼう会」を開き、子どもや若いパパ・ママ保育士ら2000人以上が参加。「おもしろい」「楽しい保育園に行きたい」など、子どもたちのうれしそうな声が響き渡りました。
同ネットの加賀暁子さんが開会あいさつし、「来年度から新しい子ども・子育て支援制度が実施されるので、父母や保育関係者から『営利企業の保育園も認可するの』『どんな保育内容になるの?』と不安の声があがっています。子どもたちは遊びによって成長、発達します。子どもたちと遊びを楽しみながら、よりよい保育へ声をあげましょう」と訴えました。
会場には縄跳び、輪投げ、独楽(こま)回し、ペットボトルボーリング、竹馬などの遊びのコーナーや、絵本読み、紙芝居など保育室を模したブースもあり、多くの子どもたちがパパ、ママの見守るなか楽しそうに遊んでいました。
会場では保育士らが市立保育園の民営化反対、保育料値上げ反対の署名を呼びかけ、保育園の営利企業参入の安否を問うシール投票を行われました。
署名した女性(33)は「2人の子どもが市立保育園に通っています。営利企業が参入すると利益をあげるため子どもの成長のことなど考えずに『ただ子どもを預かって面倒をみるだけ』の保育になるのではないかと心配です。」
横で遊んでいた5歳の男の子は「保育園は楽しいよ。先生が楽しい遊びを教えてくれ、絵本もいっぱい読んでくれるから」と言いました。
友人に誘われて参加した女性(27)は「妊娠を機に会社を辞めましたが、子どもが2歳になり働こうと思っています。安心、安全な保育園に入れたいですね」と語りました。
(2014.9.25)