平和・民主・革新の日本をめざす愛知の会(革新・愛知の会)は19日、名古屋市中区で、孫崎享(まごさきうける)元外務省国際情報局長を招き「講演と文化の夕べ」を開きました。会場いっぱいの1140人が参加し、熱心に聞き入りました。
主催者あいさつで大島良満代表世話人は「戦争の多大な犠牲の上に日本国憲法ができた。絶対に戦争を二度と起こしてはならない。来年の愛知県知事選、いっせい地方選で平和憲法を守る革新の議席を大きく伸ばそう」と述べました。
孫崎氏は、日本のアジア諸国への侵略の歴史、戦後のアメリカとの軍事・経済の関係、最近の中国・韓国などとの外交関係について詳細に報告し、「集団的自衛権は日本の防衛とは全く関係ない。アメリカのために戦争するもの」と強調し、「マスコミが安倍政権批判を抑制するなか国民が大きな声をあげることが大切」と訴えました。
講演に先立ち、青年ネットAICHI(青年革新懇)の青年が憲法の大切さを訴える寸劇を披露しました。1947年に発行された教科書「あたらしい憲法のはなし」を使って授業風景を再現しました。
教師役は元教師の高橋ゆうすけ名古屋市議予定候補。生徒役の青年から「戦争せず、軍隊も持たない、すばらしい憲法ができた」「憲法はずっと、ずっと守っていきたい」と語ると、会場から「いいぞ」「がんばれ」の声がかかりました。
寸劇に参加した男性(29)は「これからも青年らしい企画やパフォーマンスで『憲法守れ』を訴えていきたい」と語りました。
(2014.9.21)