愛知県労働組合総連合(愛労連・榑松佐一議長)は6日、愛知最低審議会の最賃答申・時給800円(20円引き上げ)に抗議する宣伝行動を名古屋市中区の官庁街でおこないました。
吉良多喜夫・愛労連事務局長らが次々とマイクを持ち「パートなど最低賃金ギリギリで求人募集をしている。20円のアップでは消費税増税、物価上昇にまったく届かない」「800円では1日8時間働いても年収170万円程度。これでは生計が立てられない」と訴えました。
宣伝に参加した組合員(59)は「経営側委員はもちろん、1000円を目標にすると言っていた連合出身の労働側委員も800円に賛成した。労働者の立場にたっていいない」と怒りの声をあげました。
愛労連は愛知労働局に「最低賃金の大幅引き上げを求める」署名、1万5444人分を7月末に提出。答申に異議を申し立てます。
宣伝では、人事院勧告を前に「国家公務員の賃上げと人員増による長時間・過密労働の解消を」と訴えました。
(2014.8.8)