名古屋市北区で19日、日本共産党の市田忠義副委員長を迎え、来年の来年のいっせい地方選挙で県議席獲得、名古屋市議選勝利をめざすつどいが開かれました。
日本共産党北区区後援会が主催。会場の名古屋市北文化小劇場は立ち見がでるほどの会場いっぱいの350人が参加しました。
県議予定候補の、すやま初美さん(35)は「人生の転機となった」2011年夏の宮城県での被災地ボランティアにふれ、「弱い立場の人に寄り添い、明るい社会をつくりたい」と党職員になった経緯を述べ、「全国2位の豊かな財政なのに県の福祉・教育水準は全国最低クラス。大型開発に使う『逆立ち』県政を変え、県民の暮らし優先の県政に変えたい」と決意を表明しました。
2期目をめざす岡田ゆき子市議(49)は、河村たかし市長がリニア中央新幹線開業にむけ名古屋駅前の大型開発を推進する一方、市周辺部では市営住宅修繕の遅れや買い物難民が増加していると批判し「市民と力を合わせ敬老パスを守り、保育料の値上げをストップさせてきた。市民の福祉・暮らしを守るため、引き続き市議会で働かせてほしい」と訴えました。
市田さんは消費税増税、憲法解釈変更による集団的自衛権行使、労働者派遣法改悪、原発再稼働など安倍政権の暴走を厳しく批判し、「一見、強力に見える安倍政権ですが、おしすすめているそれぞれの課題をみれば国民のなかでは反対が大多数です。安倍政権の暴走を恐れず共同の運動を広げ、いっせい地方選で勝利しましょう」と強調。
「選挙勝利に『まぐれ』はありません。最後の勝敗を決めるのは党の自力です。歴史を前に進めるため一緒にがんばりましょう」と呼びかけました。
市田さんは事前によせられた「なぜ愛知県では3期12年も県議はいないのか」の質問に答えるなかで「大きな要因は党員や『しんぶん赤旗』読者の有権者比率が議員のいる都道府県に比べ低いことです。県議選まで1年あります。共産党を大きくして党の県議空白を必ず克服しましょう」と訴えました。