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秘密法廃止へ交流 全国ネットが初の集会

 

秘密保護法の廃止をめざす「秘密法に反対する全国ネットワーク」は6日、名古屋市で第1回全国交流集会を開きました。全国各地の26団体の代表者や市民ら160人が参加。これまでの運動の経験を語り合い、秘密法廃止へ決意を固めました。
 
全国ネットは、「秘密保全法に反対する愛知の会」と、「『秘密保護法』廃止へ!実行委員会」の呼びかけで1月に結成したもので、現在の参加団体は26都道府県の55団体にのぼっています。
 
「愛知の会」の共同代表・中谷雄二弁護士が「これからつくられる団体も迎えながら、秘密法廃止にどう追い込むのかを確認できる会にしたい。地域からたたかいを起こし国会に集結させよう」とあいさつ。新聞労連など5団体でつくる「廃止実行委」事務局の白石孝さんは、秘密法反対で日比谷野音を埋めたが、そのために党派を超えた組織づくりに臨んできたと述べました。

 「秘密保護法やだネット長野」の中村文美さん(28)は、「運動をいろんな所で可視化し、漠然と不安を感じている人に広げたい」と語りました。

 「秘密保護法を考える川崎市民の会」の藤田穂波さん(48)は「『運動家』という感じでなく、気軽に友人にお願いする感じでシール投票と対話に取り組んでいる。」と経験を語りました。

 自衛隊情報保全隊の国民監視をめぐり、仙台で訴訟をたたかう小野寺義象(よしかた)弁護士は、「国民が国家を監視するのが民主主義だが法律はまったく逆。自衛隊の監視活動が広がることになる」と指摘。3月に結成された弁護士344人でつくる「秘密保護法対策全国弁護団」の北村栄弁護士が、「仮に法律が施行され、犠牲者が出れば直ちに活動を開始する」として、1千人規模の弁護団をめざしていると述べました。

 参加者らは、「民主主義を圧殺する秘密法を根底から打ち砕こう」とのアピールを拍手で採択しました。