愛知県労働組合総連合(愛労連)、愛知春闘共闘委員会は13日、名古屋市中区で決起集会を開き、職場や組合の違いを超えた労働者300人が春闘勝利への決意を固めあいました。
榑松(くれまつ)佐一・愛労連議長は「12日に大手企業が賃上げ要求に対する回答をおこなったが、大企業のばく大な利益からすれば、引き上げ額は極めて低い水準」と指摘し「労働者の賃金引き上げこそ不況打開の道。非正規労働者を含む全ての労働者の大幅賃上げに全力をあげよう」と訴えました。
各団体から「加盟組合の大半は中小企業。中小の回答はこれから。引き続き交渉やストライキを含む行動で要求実現を勝ち取る」(JMIU)、「公務員の恒久的な賃下げをねらう『給与制度の総合的見直し』を阻止するため運動を広げる」(愛知国公)、「安倍自公政権がすめる教育委員会『改革』など教育再生は海外で戦争する国づくりと一体のもの。政治権力の支配・介入を許さない共同の取り組みが大切」(名高教)と決意を述べました。
南区の民間会社に勤める男性(45)は「10年以上もベアがない。消費者物価の上昇に加えて消費税増税になれば生活は厳しくなるばかり。今年こそ大幅賃上げを勝ち取りたい」と語りました。