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”なかまカフェ”党青年支部 本音で語り合おう

 

 名古屋市南部地区の日本共産党青年支部は2日、名古屋市南区で「ぼくらの しゃべり場~なかまカフェ」を開き、青年ら18人が参加しました。

 テーマは東日本大震災、東京電力福島第一原発事故の発生から3年を控え、原発問題にしました。
 
 同カフェは昨年夏から2か月に1回開催。「政治のこと、社会のこと、友だちと話す機会が少ない」「初歩的な疑問も『そんなことも知らないのか』と言われそうで恥ずかしくて聞けない」などの意見が出され、「党員だけでなく、友人も誘って食事をしながら、いろいろな問題を学び、気軽に語りあう場をつくろうと」と企画したもの。

 これまで環太平洋連携協定(TPP)、若者の働くルール、消費税増税などをテーマにおこなってきました。
 講師は日本共産党の、もとむら伸子参院愛知選挙区予定候補、高橋ゆうすけ名古屋市議予定候補らが務めました。
 
 もとむら予定候補は党の原発・エネルギー政策を説明し「安倍政権は原発を『基盤となる重要なベース電源』として維持・推進しようとしている。原発ゼロを求める国民多数の声を無視することは許されない」と批判しました。

 高橋予定候補は浜岡原発(静岡県御前崎市)で撮影した映像をもとに浜岡原発の危険性を指摘。「浜岡原発の再稼働阻止の運動を広げよう」と訴えました。
 
 参加した青年からは原発被災者への補償、農漁業の風評被害、放射能汚染水などの疑問や問いかけも出され、他の青年が「様々な対応を国が東京電力まかせにしているのがいけない」「国民がパニック・不安になるからと国も東京電力も詳しい状況を発表しない。事故が起きた福島第1原発の現在の状況を知らせるべきだ」などと活発に論議になりました。
 
 昨年、被災地ボランティアに行った男性(27)は「いまだに10万人以上が故郷を離れ、避難生活をしている。引き続き支援が必要」。関西電力東海支社(名古屋市東区)前の金曜行動に参加している男性は「震災のあった11日前後に各地で集会がる。名古屋の集会に友人と参加する」と発言しました。
 
 友人に誘われて初めてカフェに参加した男性(26)は「職場では政治の話はなかなか出来ない。みんな自分の思いを本音で語っていて楽しかった。次回もぜひ参加したい」と話しました。